
ジェニー・ルカンデール
ノキアテクノロジーズ プレジデント
1974年生まれ
ジェニーは、ノキアの特許、技術、ブランドライセンス事業を行うノキアテクノロジーズのプレジデントです。商業組織、技術組織、法律組織の経験豊富なリーダーで、2万以上のパテントファミリーからなるノキアの業界をリードするパテントポートフォリオの管理と収益化を担当し、年間15億ユーロ (2019年) の収益を生み出し、ノキアの他のビジネスグループの知的財産戦略について助言しています。
優先的に取り組んでいることとして、5Gおよびマルチメディアの研究開発と標準化への投資を通じてイノベーションを推進しています。具体的には、デバイスメーカーとのスマートフォンのライセンス契約の更新、自動車・家電・IoTといった新たなライセンス分野への多角化の継続、新しいブランドライセンスの機会の開拓を行っています。
2007年にノキアに入社し、現在の役職に就く前は、訴訟、競争法、データプライバシー、および商取引のコンプライアンスなど、法律および経営部門の上級職を歴任しました。ジェニーは、2013~16年にかけてノキアが世界をリードするネットワークプロバイダーへと変貌を遂げたときの、法務部門の中核的なメンバーでした。ジェニーは、シーメンスからノキアシーメンスネットワークスの完全所有権の取得、ノキアの携帯電話事業のマイクロソフトへの売却、アルカテルルーセントの買収、およびHERE社の地図事業の売却につながるプロジェクトで中心的な役割を果たしました。
ノキアに入社する前は、フィンランドのヘルシンキにある大手法律事務所Roschierのシニアアソシエイトとして、競争法を専門としていました。ヘルシンキ大学で法律の修士号を取得し、フィンランド語、スウェーデン語、英語、ドイツ語を話します。
フィンランドのエスポーを拠点とし、オフの時は夫や3人の息子とスキーやランニング、そしてハイキングをしながら楽しい時間を過ごしています。
経歴:
- 2018-19年 ノキア 特許ビジネスの責任者 シニアバイスプレジデント
- 2018年 ノキア 特許ライセンスの責任者 バイスプレジデント
- 2016-18年 ノキア 訴訟法および競争法の責任者 バイスプレジデント
- 2015-16年 ノキア 規制法および競争法の責任者 バイスプレジデント
- 2011-15年 ノキア 競争法の責任者 ディレクター
- 2007-11年 ノキア シニア・リーガル・カウンシル
- 2001年 ノキア Visiting lawyer
- 1999-2007年 弁護士としてRoschier Ltd.に勤務